賞味期限切れのペットボトルの水は安全？飲めるボーダーラインを解説

「水って余計な成分なども入ってないし、ペットボトルの賞味期限が切れても問題ないのでは？」
と思ったことはありませんか？

実は、水のペットボトルの賞味期限が切れてしまっても、保存状態や期間によってはまだ飲めることがあります。
しかし、賞味期限が切れているとなんとなく不安に思う方もいるでしょう。

そこでこの記事では、水のペットボトルの賞味期限と飲めるボーダーラインについて解説します。
処分せずに活用する方法もご紹介しているため、なるべく水を無駄にしたくない方はぜひ参考にしてください。

水のペットボトルの賞味期限はどのくらい？

一般的なペットボトルの賞味期限は1年から3年ほど、長期保存が可能なペットボトルであれば5年から7年保存できるものもあります。

ただし、これは未開封が前提です。
開封したペットボトルは直接口を付けて飲んでいなくても、早めに飲み切りましょう。

また、ペットボトルとウォーターサーバーのボトルでは賞味期限が異なります。
ウォーターサーバーのボトルの賞味期限が知りたい方は「ウォーターサーバーの水の賞味期限はいつまで？期限切れの水の活用方法も紹介」をご覧ください。

【期間別】賞味期限切れ水のペットボトルが飲めるボーダーライン

通常、賞味期限とは「おいしく食べられる期間」を指しますが、水のペットボトルはそうではありません。
水の入ったペットボトルの賞味期限は、内容量が維持できる期間となっています。

なぜ内容量を維持できる期間としているのかというと、ペットボトルには通気性があり、少しずつ中身が外に蒸発するためです。
正しく保存していれば中身に問題はありませんが、記載されている容量よりも少なくなってしまいます。
そのため、水のペットボトルは規定の容量を保てる期間が賞味期限として設定されているわけです。
参考：警視庁「ペットボトル水の賞味期限について」

では、賞味期限が切れた水のペットボトルはいつまでなら飲めるのでしょうか？
飲める・飲めないの判断基準を期間別に解説します。

賞味期限が切れてから数カ月

賞味期限が切れて数カ月程度のペットボトルは、容器がへこんだり中身が濁ったりしていなければ、飲用水として使用できるといわれています。
しかし、菌が増殖しているケースも考えられるため、飲むのは控えたほうがよいでしょう。

おなかを壊すなどの心配があるため、賞味期限を守って飲むようにしてください。

賞味期限が切れてから1年以上

賞味期限が切れて1年以上たっているのであれば、飲むのは控えてそのほかの用途に活用しましょう。
１年以上たっていると保管場所のにおいがつくなどして、おいしく飲めない可能性があります。

賞味期限に関係なく飲んだらNGな水のペットボトルとは？

賞味期限に関わらず、飲んではいけない水のペットボトルについて解説します。
ペットボトルに記載されている賞味期限内であっても、以下で紹介する特徴がみられたら飲まないで処分してください。

水が臭い

ペットボトルの保存方法によっては、周囲においてあった物のにおいが移ることがあります。
においが移るとおいしく飲めなくなってしまうほか、菌が増殖している可能性も捨てきれません。

また、外気の影響を受けていると言えるため、飲むのは控えてください。

水が濁っている

水は腐ると白く濁ったり、カビや菌の増殖でピンクや緑色っぽくなったりします。
そのまま飲むと、おなかを壊す可能性が高いため、飲まないようにしましょう。

開封済み

開封したペットボトルは、口を付けていなくても空気中の菌が侵入して増殖する可能性があります。

もちろん、口を付けたペットボトルも同様です。
口内の雑菌がペットボトルに移り、菌が増殖しているかもしれません。

そのため、賞味期限が切れていなくても開封した場合、当日中に飲みきるようにしましょう。

賞味期限切れの水のペットボトルの活用方法

「中身は問題なさそうだけれど、飲むのはちょっと…」と抵抗がある方のために、飲用以外の活用方法をご紹介します。
中身が濁ったり臭いにおいがしたりしないのであれば、ご紹介する方法で無駄なく活用してください。

植物の水やり

ペットボトルをじょうろにできるキャップを取り付ければ、植物への水やりがしやすいです。
キャップは百円ショップ等で購入できます。

また、夏の暑い日に打ち水として活用してもよいでしょう。

掃除用に使う

ペットボトルに取り付ければ、水が出るブラシにできるキャップもあります。
そうした便利グッズを活用すれば、バケツとブラシを一緒に持ち運ぶことなく掃除が可能です。

また、大きなペットボトルであれば一気に汚れを水圧で押し流すこともできます。
玄関やベランダなど、水を使って思いっきり掃除したい場所におすすめです。

断水時の生活用水

賞味期限切れの水は、断水時の皿洗いやトイレ、レトルト食品の温めなどに使えます。
直接水を口に入れるわけではないため、安全に活用できます。

また、トイレで使う際は一気に水を出すことがポイントです。
ペットボトルを逆さにしてくるくると回すと、渦ができて勢いよく中身を出せます。

水のペットボトルの賞味期限を気にしたくない方は「リセットタイム」がおすすめ

「備蓄用にペットボトルを置いておきたいけれど、うっかり賞味期限を切らしてしまいそう」
「賞味期限が気になって結局どの商品を選べばよいかわからない」

このようにお困りであれば「リセットタイム」のペットボトルがおすすめです。
自然のミネラルをたっぷりと含んだおいしい天然水が、７年も長期保存できます。

不純物をほとんど含まない高品質な原水

「リセットタイム」の天然水には、不純物をほとんど含まない高品質な原水を使用しています。

また、大量に摂取すると体に悪影響を及ぼす可能性のある、硝酸態窒素・放射性物質も含みません。
そのため、赤ちゃんから年配の方まで安心してお飲みいただけます。

自然のミネラルたっぷり

「リセットタイム」の天然水は、完全非加熱で自然のミネラルをたっぷりと含んでいることも特徴です。

天然水には、炭酸水素イオン・シリカ・サルフェートが含まれています。
これらは健康維持に必要な栄養素であるため、健康・美容意識の高い方にもおすすめです。

災害用としてストックしておける

「リセットタイム」のペットボトルは、７年の長期保存が可能です。

無菌状態でボトリングしているため、品質とおいしさはそのままで長く安心してお飲みいただけます。
普段から飲用水として利用するのはもちろん、災害用の飲み水としてストックするものよいでしょう。

まとめ

「賞味期限が切れた水のペットボトルはいつまで飲めるの？」との疑問にお答えしました。

水のペットボトルが飲めるか飲めないかは、賞味期限は大きな判断材料にはなりません。
その理由は、水が入ったペットボトルの賞味期限は規定の容量が保てる期間を表しているからです。

賞味期限切れの水は、なるべく飲まないようにしましょう。
また、賞味期限が切れていなくても、水が濁ったり変なにおいがしたりするなど、異常があれば飲まずに処分しましょう。

見た目やにおいに問題がなくても、何となく抵抗があって飲めない方は、飲用や料理以外に活用するのがおすすめです。
植物の水やりや掃除などに使用すると、水のペットボトルを無駄にせず使い切れます。