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ウォーターサーバーを活用しておいしいお茶を飲むには?温度調節の方法を解説

2023.09.29

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おいしいお茶を手軽に作って飲みたい方は、ウォーターサーバーの活用がおすすめです。

おいしいお茶を飲むためには、種類ごとに抽出温度を調節しなければいけません。
やかんで沸騰させたお湯を冷ましたり、お湯に水を足して温度を調節するのもよいですが、ウォーターサーバーの機能を活用すればもっと簡単にお茶を入れられます。

しかし、ウォーターサーバーではどんなお茶を入れられるのか、温度調節はどうしたらよいかわからない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ウォーターサーバーを活用して入れられるお茶の種類と温度をご紹介したうえで、ウォーターサーバーを使ってできる温度調節の方法を解説します。

簡単においしいお茶を飲みたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ウォーターサーバーを使って作れるお茶とおいしさを引き出す温度

ウォーターサーバーで水の温度を調節すれば、日本茶・中国茶・紅茶が作れます。
お茶の種類によっておいしさを引き出す温度が異なるため、それぞれ適した温度で抽出しましょう。

日本茶

日本茶は、種類によっておいしさを引き出す温度が異なります。

この場合は、ウォーターサーバーの温度調節機能が便利です。
ボタン1つで欲しい温度のお湯を作れます。

なお、日本人がよく飲むお茶の1つに麦茶がありますが、麦茶はやかんで煮出すか水出しで抽出しましょう。

温度 お茶の種類 特徴
50~60℃ 玉露 淡い黄色のお茶。
コクのある強いうまみがあり、渋みや苦みはあまりない。
独特の香りがあり「青のりのような香り」と表現されることもある。
栽培に手間がかかり生産量が少ないため、日本茶の中では高級品とされる。
かぶせ茶 青みがかった黄緑色のお茶。
やや青みのある鮮やかな緑色をした茶葉。
うまみと甘みのほか、苦みと渋みも併せ持つ。
玉露と同じく被覆栽培と呼ばれる栽培方法で育てられるが、玉露に比べて被覆期間が短い。
70~80℃ 煎茶 澄んだ山吹色のお茶。
生産される日本茶の約8割を占めており、1番よく飲まれている。
うまみと渋みが調和しており、清涼感のある味。
深蒸し煎茶 濃く濁った緑色のお茶。
煎茶を長く蒸して抽出したお茶のこと。
蒸し時間が長いため渋みが抑えられている。
茎茶 緑色のお茶。
煎茶と同様に作られるが、茎茶では茎の部分を使用する。
芽茶 濃い緑色のお茶。
うまみ・甘味・苦み・渋みがしっかりとある。
煎茶や抹茶の仕上げ工程ではじき出されたものであり、比較的リーズナブルでありながら1級品の味わいが楽しめる。
抹茶 明るい緑色のお茶。
乾燥した茶葉を細かい粉状にしたもの。
とろみがあるほか、独特の作法があることが特徴。
室町時代に茶の湯文化が確立されてから今日まで、伝統的な作法はもちろんほかの食べ物や飲料に混ぜるなどして広く親しまれている。
80~90℃ 釜炒り茶 明るい黄色のお茶。
苦みと渋みが少なくさっぱりとした味。
釜で炒ることにより発酵を止めるため、独特の香りが生まれる。
番茶 緑色もしくは茶色のお茶。
地域によって製法が異なるため、煎茶のような緑色やほうじ茶のような茶色になる。
緑色の番茶はさわやかな味わい、茶色の番茶は香ばしい味わいがする。
ほうじ茶 茶色のお茶。
香ばしくさっぱりとした味。
煎茶や茎茶・番茶などを強火で焙じて製造する。
カフェインとビタミンCが少なく、食事中や就寝前におすすめ。
玄米茶 淡い黄緑色のお茶。
香ばしくさっぱりとした味。
玄米と茶葉を1:1でブレンドしたお茶であり、ベースとなるお茶によって味わいが変わる。

中国茶

中国茶は色によって6種類に分かれています。
100℃での抽出がおすすめのお茶の場合は、ウォーターサーバーのお湯を加熱するか一番高い温度で使用するのがおすすめです。

温度 お茶の種類 特徴
75~85℃ 黄茶(ホァンチャ) 個性的で上品な味。
緑茶と同じ工程を行った後、菌の力を使って弱発酵させる。
流通量が少なく希少。
緑茶(リュウチャ) 中国茶の中でも最も古い歴史を持ち、生産高の6~7割を占める。
清涼感のある香りと甘みがあり、すっきりとした味。
不発酵茶であり、茶葉の主成分であるカテキンを熱処理で酸化発酵させないことで、鮮やかな緑色が保たれる。
白茶(パイチャ) 製法はシンプルだが、上品な味わいで渋みが少なく、まろやかな甘みがある。
ゆっくりと発酵を進めさせるため「弱発酵茶」とも呼ばれる。
85℃前後 青茶(チンチャ) ほかの5種類に分類されない茶葉のこと。
製造工程や味は銘柄によって異なる。
代表的なお茶は烏龍茶。さまざまな品種があり、福建省・広東省・台湾などで生産される。
100℃ 黒茶(ヘイチャ) 緑茶と同様に歴史の長いお茶。
ワインのように長い歳月をかけるほどまろやかな味になるといわれている。
日本でよく飲まれる黒茶はプーアル茶。
紅茶(ホンチャ) イギリスの紅茶文化の影響で中国で独自に発展した紅茶。
インドやスリランカの紅茶よりも渋みが少なくて甘い。

紅茶

日本紅茶協会では、沸騰直後の100℃のお湯が推奨されています。
お湯がぬるかったり沸騰しすぎたりすると、紅茶の香味成分がよく出ないからです。

また、紅茶のタンニンが鉄分と化合しないよう、鉄製のポットは使わないようにしましょう。
ガラスや磁器・陶器製のほか、ステンレス製などのポットがおすすめです。

ウォーターサーバーでお茶を入れるときの温度調節方法

ウォーターサーバーの温水でお茶を入れるときは、温度調節機能で調節してから使いましょう。
温度調節機能がない場合は、冷水と温水を混ぜれば欲しい温度のお湯が作れます。

温度調節機能を使う

ウォーターサーバーに温度調節機能が搭載されていれば、ぜひ活用してください。
温度の設定をして温水を出すだけで、簡単にお茶が作れます。

冷水と温水を混ぜる

温度調節機能がない、もしくは使っても理想の温度が出せない場合は、冷水と温水を混ぜましょう。

例えば80℃の温水100gと10℃の冷水20gを混ぜると、約68℃のお湯ができます。
80℃の温水80gと10℃の冷水40gを混ぜれば、約56℃です。

重さを図るのが面倒な場合は、料理用の温度計で温度を測りながら冷水を少量ずつ混ぜて作ってください

おいしいお茶を飲むには「リセットタイム」のウォーターサーバーがおすすめ

おいしいお茶を飲むには温度も大切ですが、水の質も大きく影響します。
水道水はカルキ臭が気になることもあるため、天然水を使うとおいしいお茶が作れるでしょう。

そこでおすすめしたいのが「リセットタイム」のウォーターサーバーです。
おいしい天然水でお茶を飲めるほか、温度調節もボタン1つで簡単にできます。

完全非加熱でおいしい天然水

リセットタイム」で提供している天然水は、不純物をほとんど含まない高品質な原水を使用しています。
そのため、完全非加熱での処理が可能です。

熱を一切加えない完全非加熱処理をしているため自然のミネラルを多く含んでおり、おいしくお飲みいただけます。

計6段階の温度調節が可能

リセットタイム」のウォーターサーバーは、冷水が5℃・8℃・10℃、温水が80℃・85℃・90℃の計6段階で調節できます。
中温から高温までのお湯が適しているお茶であれば、ボタン1つですぐに作れるでしょう。

使わないときはECOモードで節電

リセットタイム」のウォーターサーバーには、ECOモードも搭載されています。
ECOモードにすれば電気代が1か月約500円となります。

また、ECOモードに設定した場合の温度は冷水が12℃、温水が75℃です。
いつも70~80℃でお茶を入れている場合は、常時ECOモードにしておくのもよいでしょう。

なお、ECOモード時はボタンによる温度調節はできません。

まとめ

ウォーターサーバーを活用すれば、簡単にお茶が作れます。
お茶にはそれぞれ抽出に適した温度がありますが、ウォーターサーバーに温度調節機能が搭載されていれば、ボタン1つで簡単に入れられるのもうれしいポイントです。

また、温度調節機能がない、もしくは理想の温度に調節できない場合は、温水と冷水を混ぜるだけで簡単に調節できます。
わざわざやかんやポットでお湯を沸騰させる必要がないため、手間もかかりません。

お茶を入れるときに「お湯を沸かす時間がもったいない」「もっと簡単にお茶を入れたい」と思っている方は、ウォーターサーバーの導入を検討してはいかがでしょうか?

有馬 直之

執筆監修

有馬 直之主任

2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。

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