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シリカの摂取量に目安はある?含有量が多い水や食べ物についてご紹介

2023.11.21

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シリカの摂取量に関して、公的機関から1日の目安量が公表されていないにもかかわらず、サプリメントなどで1日の目安量や摂取量が決められているのは不思議ではありませんか?

また、過剰摂取するとどうなるのか情報が少ないため、体への影響を不安視してなかなか手が出せない方もいるでしょう。

そこで本記事では、シリカの摂取量を詳しく解説します。
シリカを含む飲み物や食べ物もご紹介しているため、シリカを体に取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

シリカの摂取量に目安はある?

1日に必要といわれるシリカの摂取量は、日本と海外で見解が異なります。
日本の公的機関では1日の必要摂取量が決まっていないものの、シリカが多く含まれている商品には、1日の目安量が記載されていることもあります。
また、日本ではシリカの摂取量に関する研究結果も見当たりません。

一方、海外ではシリカの摂取量に関する研究があります。
現在、米国や欧州では科学的根拠が得られないとして、シリカの摂取量は設定されていませんが、この研究結果を機に摂取量が設定されるかもしれません。

日本での見解

独立行政法人国民生活センターによれば、2022年12月公表時点で1日当たりに必要なケイ素(シリカ)の量は明確になっていないと公表しています。

また、美容や健康増進などに対する具体的な有効性についても明らかにされていません。
シリカは骨の形成に関与していますが、有効性について信頼できる十分な情報は見当たらないとしています。

海外での見解

米国や欧州でも、日本と同じようにシリカの摂取量は設定されていません。
しかし、アメリカでは1940年代から始まった「フラミンガム研究」と呼ばれる、長期間の地域コホート研究があります。

この研究は同一地域に住む人を対象とした追跡調査研究であり、食生活・血圧・血清脂質値などを調べたものです。
1970年代からは、当初研究に参加した対象者の子どもも対象となって研究がスタートしており、その子孫の研究データからケイ素はカルシウム以上に骨の生成と密接な関係があることがわかりました。

2日40mg以上と最もケイ素摂取量が多いグループは、1日14mgと最も摂取量が少ないグループよりも、骨密度が10%近く高いことが明らかになったそうです。
カルシウム摂取による同様の研究では骨密度の差は5%にとどまったことから、カルシウムよりケイ素が骨の生成と密接な関係にあることが明らかにされました。

この研究結果により、今後米国ではシリカの摂取量が設定されるかもしれません。

シリカは何から摂取できる?

シリカは水や食べ物・サプリメントなどから手軽に摂取できます。

しかし、自分がどれだけシリカを摂取できているか不安な方もいるでしょう。
そこで、どのような水・食べ物・サプリメントからシリカが多く摂取できるのかを解説します。

地域によっては、水道からシリカの濃度が高い水が出ます。

そのほか、市販の天然水の中にはシリカを含むものも多いです。
特にシリカの含有量が高い商品は、商品名に「シリカ」が使われることがよくあります。

シリカが多く含まれる天然水は、中国地方の一部や九州地方に集中しています。
特に温泉においては、シリカを含んだ高温の温泉水が冷える過程で「珪華」と呼ばれる湯の花が生成されることがあるようです。

食べ物

シリカを多く含む食品は、穀類・野菜類・魚介・海藻類・飲み物です。
食品100g中に含まれる量が特に多いのは、からす麦(600mg)・きび(500mg)・小麦(160mg)・ジャガイモ(200mg)・青海苔(62mg)です。

飲み物では番茶が100g中10mgと最も多いため、飲み物から摂取したい場合はシリカを多く含む天然水か番茶を飲むとよいでしょう。

サプリメント

シリカのサプリメントには、液体・粉末・タブレットの3つのタイプがあります。
中には稲のもみ殻からシリカを抽出した商品もあり、国産の植物が原材料となっているため安心感も強いことでしょう。

1日あたりの摂取目安量は、液体タイプは10~30mlもしくは数滴~40滴、タブレットタイプは1~3粒とさまざまです。
毎回量をはかるのに手間を感じる場合は、1回量が数粒と手軽なタブレットタイプがよいでしょう。

シリカの摂取量が多いと問題はある?

ケイ素は食品衛生法第13条3項の規定により「人の健康を損なう恐れのないことが明らかであるものとして、厚生労働大臣が定める物質」の1つにされています。
出典:厚生労働省

シリカの過剰摂取による健康問題も報告されていないため、シリカを大量に摂取したからといって病気になるリスクは低いでしょう。

ただし、シリカを含むミネラルウォーターはマグネシウムを多く含んでいることがあります。
マグネシウムの量が多いとお腹を壊す可能性もあるため、飲みすぎには注意してください。

そのほかの食べ物も同様です。
糖分や塩分を過剰に摂取してしまうこともあるため、シリカだけでなくそのほかの栄養成分にも気を配りましょう。

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まとめ

シリカの摂取量は、科学的根拠がないことから1日の摂取量が設定されていません。

しかし「人の健康を損なう恐れのないことが明らかにされているもの」として厚生労働省が定めているほか、シリカを食べたり飲んだりしたことが直接的な原因となる人間の病気も報告されていません。
そのため、シリカを多めに摂取したからといって、すぐに異常があるわけではないでしょう。

ただし、シリカを含む食べ物には、糖分や塩分が高いもののほかに、マグネシウムを多く含む水があります。
これらによって体調不良を引き起こしたり、お腹を壊したりすることもあるため、シリカのほかに含まれる成分に気をつけたうえで摂取しましょう。

有馬 直之

執筆監修

有馬 直之主任

2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。

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