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災害時にはウォーターサーバーが活躍!非常時における活用方法を解説

2021.12.10

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豪雨や暴風・豪雪・洪水などの災害時には、ウォーターサーバーが役立つことがあります。
このような災害時には、外出不可能になったり断水が起こったりして水の確保が難しい場合がありますが、ウォーターサーバーがあれば安心です。

具体的にどのようなシーンで、ウォーターサーバーが活躍するのでしょうか?
「災害時のウォーターサーバーの活用方法が知りたい!」という方向けに、災害時におけるウォーターサーバーの活用方法をご紹介します。

目次

災害時のウォーターサーバーの活用方法

災害により停電したり断水したりしたときには、ウォーターサーバーの水が活躍します。

ウォーターサーバーの水の利用方法として真っ先に思い浮かぶのは、飲料水や料理でしょう。
しかし、それ以外にも使い道があります。

災害時にウォーターサーバーの水を活用できるシーンについて、具体的にご紹介します。

飲料水

ウォーターサーバーの水は、災害時の飲料水として利用できます。

各行政は1日3Lを目安に、非常用保存水の備蓄を推進しています。給水車が到着するまで3日間かかると考えれば、1人9Lの備蓄が必要でしょう。

ウォーターサーバーを設置している家庭では、取り換え用の水をいくつかストックしているケースが多いです。
そのため、ストックしている水や、すでに設置しているウォーターサーバーの水を活用できます。

8Lなど小さなボトルタイプのウォーターサーバーを設置している場合でも、1本あれば1日2人分の水が用意できます。

料理

手や野菜を洗ったり、米をといだりするにも水は必要です。
不衛生な状態で料理をすれば、食中毒事故を招く危険性があります。

流通や病院の機能がいちじるしく滞るほどの災害が発生した場合、適切な治療を受けるのが困難になる恐れもあります。
二次災害を防ぐために、災害時でも可能な限り手を洗って料理をしたいものです。

この点ウォーターサーバーの水があれば、水道が止まっていても衛生的に料理しやすくなります。

傷口の洗浄

地震や暴風などの災害では、転倒してケガをする恐れがあります。
ケガを負った際、傷口の洗浄と消毒は必須ですが、それにはきれいな水と消毒液が必要です。

もし傷口を洗わずそのままにしておけば、感染症を引き起こしてしまうかもしれません。
最近では消毒液を使わない湿潤療法が主流になってきていますが、「消毒がいらないから」とまったく傷口を洗わないのは間違いです。

傷口についた異物を取り除くために、きれいな水でしっかりと洗わなければなりません。
家にウォーターサーバーを設置しているのであれば、断水あるいは浄水場・採水地の被災で水道を利用できない場合でも、ウォーターサーバーのきれいな水で傷口を洗えます。

トイレ

「もったいない」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ウォーターサーバーの水はトイレで流す水としても利用できます。
水洗トイレの場合、停電時や断水時でも、水を勢いよく注げば流れていきます。


「ウォーターサーバーのきれいな水は、もったいなくてトイレには絶対流せない!」という方は、野菜を洗った水や米のとぎ汁・手を洗って流したときの水などを、バケツなどに溜めて流すのがおすすめです。

トイレにより必要な水の量は異なりますが、近年では節水トイレもあり、1Lほどの少ない量でも流せるトイレがあります。
上手に水を溜めておけば、水を最後まで無駄なく使えます。

災害時でもウォーターサーバーは使用可能?

一口に「災害」といっても、以下のようにパターンがあります。

  • 豪雨・豪雪・暴風など「外に出られない災害」
  • 停電・断水など「ライフラインが失われる災害」

災害のパターンにより、ウォーターサーバーを使用できるかどうかが変わります。
災害時にウォーターサーバーを使えるか不安な方は、ぜひ参考にしてください。

上置きタイプのウォーターサーバー

ボトルをウォーターサーバーの上に置く「上置きタイプ」の場合、レバー式・コック式であれば停電時でも水を出せるものがほとんどです。
レバーやコックを開くだけで水が出るため、タンク内に残っている水を残らず活用できます。

ただし電気が使えなければ、冷却・加熱機能は使えません。
温かい水が欲しいのであれば、カセットコンロなどを活用して温めましょう。

注意!電磁式は停電時には使用不可

ご利用中のウォーターサーバーが上置きタイプでも、電磁式であれば停電時には使用できません。
電磁式は電気によってコックを開け閉めするため、停電時には水が出てこないのです。

下置きタイプのウォーターサーバー

サーバーの下にボトルを設置する「下置きタイプ」の場合、停電を伴わない断水であれば水が出ます。
しかし、このタイプは電力で水を引き上げるため、停電時には使用できません。

したがって、下置きのウォーターサーバーは豪雪や豪雨・洪水などの「外出が困難な災害時」には活用できますが、停電時には使えません。

停電した!ウォーターサーバーの水はどうするべき?

停電してウォーターサーバーが使えないからといって、そのまま放置してはなりません。
長期間使用しない場合と同じように、電源を抜いて水抜きをする必要があります。また、水を早く飲み切ることも大切です。

なぜ水抜きしたり早く飲み切ったりする必要があるのか、その理由についてお答えします。

電源を抜いて水抜きをする

電気が復旧するまでの期間、ずっと水を溜めたまま放置すると、タンク内の水質が変化したり劣化が生じたりします。

地震により電気の供給が途絶えてしまった場合、震度6程度であれば4~5日、東日本大震災のような被害の大きい大災害では1週間ほどで復旧するようです。
夏場に災害が発生した場合、タンク内に残っている水を放置すれば、水質が悪くなることは容易に想像できるでしょう。

タンク内の水を無駄にしないためにも、停電時にはウォーターサーバーの電源を切って水抜きをしましょう。

なるべく早く飲み切る

停電すると冷却機能が働かないため、常温で使用することになります。
封を開けた水を常温で放置すると、細菌が増殖する恐れがあるため、ボトルに残った水はなるべく早く飲み切りましょう。


気温が高い夏や、「水を注ぐコップがないから」とボトルに直接口をつけて飲んだ場合は、特にそうです。
口の中は細菌でいっぱいです。口の中の細菌がボトルに移って増殖すると、そのボトルから飲んだときに食中毒になる危険性があるため、早めに飲み切ってください。

【災害対策】賢い水の保存方法

ストックしてある水は、どのように保管しておけばよいのでしょうか?
「災害に備えて何かできることはないかな?」と考えている方に向けて、ストックの賢い保存方法をご紹介します。

①直射日光が当たらない場所に保管

ストックしてある水の水質変化や劣化を防ぐため、直射日光が当たらず湿気の少ない場所で保管しましょう。
容器に匂いが移る可能性があるため、油や香水・お香・防虫剤・ペンキ・ガソリンなど、匂いが強いものとは保管場所を別にします。
例えばクローゼットの奥や、食料を備蓄している収納スペースなどで保存するとよいでしょう。

そのほかにも、すぐに持ち出せるような場所や誰にでもわかる場所がおすすめです。
安全に避難できるよう、避難経路には置かないようにしましょう。

②人数×9Lの水を常に備蓄

人間が1日に必要とする水の量は1日3Lです。
震度6程度での震災で水道管が破裂して断水した場合、震災後4日目以降から指定避難所への運搬給水活動が始まるため、「3L×3日×人数分」の水を確保できるようにするとよいでしょう。

もちろん、余裕を持って多く備蓄することもできます。
ストックを古い順に使用していけば、備蓄している水は常に新しいものとなり、賞味期限が一番長いものを取っておけます。
これは「ローリングストック」と呼ばれ、非常食を保存するための方法として、多くの食品会社でもすすめている方法です。

災害備蓄水には「リセットタイム」の保存水がおすすめ

ウォーターサーバーに設置する水はボトルタイプのものが多く、何年も保存できるようにはなっていません。
ストックしたボトルの水を新しいものと取り換えるのを忘れていれば、「だいぶ前の水だけど、災害時だからしょうがない…」と覚悟を決めて飲まなければならないこともあります。

災害時のストックとして、ウォーターサーバーのボトルの水も活用できますが、「備蓄専用の保存水」はよりおすすめです。


リセットタイム」では、最長7年保存できる、ペットボトルもご用意しており、こちらは保存期間は7年ありますので備蓄水としてもご利用いただけます。
もしものときのために、「リセットタイム」の保存水を活用するのはいかがでしょうか?
「保存水やウォーターサーバーについて詳しく聞きたい!」という方は、「リセットタイム」までお気軽にお問い合わせください。

まとめ

災害時におけるウォーターサーバーの水の活用方法や、災害パターンによって使えるウォーターサーバーのタイプ、また賢い水の保存方法について解説しました。

「外に出られない!」「断水してしまった・・・」など、災害時に緊急事態が発生した場合、安全と水の確保は命に関わります。
まずは身の安全を確保し、その次に水も確保しましょう。

「道路が土砂に遮られて給水車が到着できない」「水道管の復旧に時間がかかる」など、災害時には簡単に水が手に入らないことは珍しくありません。
そんなとき、家にウォーターサーバーがあれば、いくらかの水を確保できます。
未開封のボトルが届いたばかりであれば、数日分の飲み水には困らないでしょう。

災害時の備蓄水としてウォーターサーバーや保存水にご興味がある方は、ぜひ「リセットタイム」までお問い合わせください。

宮崎 寿治

執筆監修

宮崎 寿治

ResetTimeのほか、かぞく想いの天然水、純天然アルカリ保存水の担当として営業活動を執り行うかたわら、日々知識をアップデートすべく勉強中。独自の切り口から様々な情報を取り入れ、そこで得た知識を基に記事の監修を行う。得意分野は保存水。

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