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妊娠中でも安心して飲めるウォーターサーバーの特徴は?NG・OKな飲み物も紹介

2021.12.22

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妊娠をきっかけに、ウォーターサーバーの利用を検討される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ウォーターサーバーの水は、「安心」「安全」「健康」といったイメージがあります。
そういったイメージから、導入を検討されているのかもしれません。

中には、ウォーターサーバーの水を使用して、飲み物を作っている方もいらっしゃるでしょう。
しかしその飲み物、実は妊娠中にはあまりおすすめできないかもしれません。

この記事では、妊娠中の方を対象に以下の点を解説します。

  • 妊娠中でも安心して飲めるウォーターサーバーの特徴
  • 妊娠中にNG・OKな飲み物

妊娠中でも安心して飲めるウォーターサーバーの特徴

妊娠をきっかけに、ウォーターサーバーを利用し始めた方もいらっしゃいます。
ウォーターサーバーの水には天然水が使われることが多く、「安心・安全・健康」というイメージがあるからかもしれません。

しかし、どのメーカーを選べばよいか、わからないこともあるでしょう。
デザインや価格は重視したいところですが、母体や胎児の健康のために水を選ぶのであれば、水の成分やろ過方法など、栄養や衛生面も気になるところなのではないでしょうか。
そこで、妊娠中でも安心して飲めるウォーターサーバーの特徴を3つご紹介します。

不純物をろ過している

水道水には、塩素(カルキ)やトリハロメタン・アルミニウムなどの不純物が含まれています。
こういった不純物を含まないお水を飲みたい場合は、ウォーターサーバーがおすすめです。

ウォーターサーバーには、工場で不純物をろ過しているケースと、ウォーターサーバーに浄水フィルターが設置されていて不純物が取り除かれるケースがあります。

後者は一般的なウォーターサーバーとは違い、水道水をろ過する「水道直結型ウォーターサーバー」です。
ボトルの定期購入は必要ありませんが、毎月のレンタル料金が発生します。

フィルターやサーバーの機能により価格は変動しますが、フィルターにRO(逆浸透膜)を採用しているものだと、月5,000~8,000円かかるものもあります。
飲む水の量によっては、ボトル補充タイプのウォーターサーバーの価格とあまり変わらないかもしれません。

「せっかく飲むなら天然水がよい」と思った方には、天然水を使用したウォーターサーバーをおすすめします。

放射性物質ゼロ

東日本大震災による原子炉の爆発で、放射性物質に対して不安を感じる方は少なくありません。
震災直後は「水道水に放射性物質が含まれていて、内部被ばくする」という話もあり、多くの方が「放射性物質」に対して敏感になったのではないでしょうか。

胎児に影響が出る被ばく線量は100ミリシーベルトといわれているものの、「なるべく0に近いものを選びたい」という方も多いでしょう。

ウォーターサーバーのメーカーによっては、放射性物質の検査結果を定期的に掲載しているケースもあります。
放射性物質ゼロの水を飲みたいのであれば、各ウォーターサーバーの公式サイトをチェックしてみるとよいでしょう。

硝酸態窒素ゼロ

「硝酸態窒素」とは、植物の生育に必要な成分で、肥料として一般的に使われるものです。
ただし過剰な施肥により野菜に残留したり、農地から地下水や川へと溶けだしたりすることがあります。

使用基準が守られれば有害ではありませんが、「人体で亜硝酸態窒素に還元されると、身体に悪影響を及ぼす可能性がある」と一部で指摘されています。

水道局では10mg/L以下の基準となっていますが、こちらに関しても「含有量が少ないに越したことはない」と思われる方は多いでしょう。
硝酸態窒素ゼロの水が飲みたいと思ったら、「ウォーターサーバー 硝酸態窒素ゼロ」で調べてみてください。

妊娠中にはNGな飲み物

普段からウォーターサーバーの水でコーヒーや緑茶を作って、飲んでいる方もいらっしゃるでしょう。
ウォーターサーバーには温水が出るタイプが多く、お湯を入れるだけで飲めるインスタントコーヒーなどを作るにはピッタリです。

しかし妊娠中は、今までとまったく同じ飲み物が飲めるわけではありません。
赤ちゃんに必要な酸素や栄養をしっかりと送るために、妊娠中にNGな飲み物についてしっかりと理解しておきましょう。

アルコール

「寝つきが悪いから」という理由で、寝酒としてブランデーやウイスキーのお湯割りを飲む方がいらっしゃいます。
寝酒は正しく飲めば、血液の循環がよくなり、自律神経を鎮静化させる効果があるといわれています。

しかし環境省のエコチル調査によれば、「妊娠中後期のアルコール摂取量は、早産リスク増加と関連する」ようです。
※エコチル調査…赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるときから13歳になるまでの健康状態を、定期的に調べる「出生コーホート(集団を追跡する)調査」のこと

また「妊娠中後期の多量飲酒は、非飲酒者に比べて約4.5倍リスクが高かった」ことから、リスクを回避するためにも飲酒はおすすめできません。

寝つきが悪いときは、ビタミンを補給すると改善することもあるようです。
寝つきが悪い方は試してみるとよいでしょう。

コーヒー

ウォーターサーバーのお湯でコーヒーを入れている方はいらっしゃいませんか?
メーカーにより異なりますが、ウォーターサーバーの中には90度のお湯が出る製品もあり、コーヒーをドリップするには最適です。

しかし妊娠中にカフェインを多く含む飲み物はNGです。

WHOが妊娠中のコーヒーを「1日3~4杯」までと呼びかけているのに対し、英国食品基準庁(FSA)はそれよりも厳しい「200mg」に制限しています。

市販のインスタントコーヒーは100gあたり約60mg、コーヒーチェーンのホットドリップコーヒーはショートサイズ(240ml)で約180mgのカフェインが含まれています。
FSAの基準に従うと、インスタントコーヒーは1日3杯、ドリップコーヒーは1日ショートサイズ1杯が限度でしょう。

FSAによれば、カフェインを過剰に摂取すると、出生時の低体重や将来の健康リスクが高まる可能性があるようです。
また、高濃度のカフェインには自然流産を引き起こす可能性も指摘されています。

妊娠中の方は、カフェインの過剰摂取に気をつけましょう。

コーラ

コーラにはカフェインはもちろん、砂糖が多く使用されているため、妊娠中にはおすすめできません。

カフェインゼロのコーラやカロリーゼロのコーラもありますが、砂糖を使わない代わりに人工甘味料を使用したり、香料などの添加物が含まれていたりするので、妊娠中は控えたほうがよいでしょう。

栄養ドリンク

栄養ドリンクの中には、「産前・産後・授乳時の栄養補給に」とラベルに書かれているものがあります。
栄養ドリンクを飲むこと自体は、妊婦さんにとってNGというわけではありません。

しかし栄養ドリンクに頼り切ってしまったり、カフェインが含まれていると知らずに飲んだりすれば、糖分やカフェインを過剰摂取してしまうことになるでしょう。

カフェインが入っていない栄養ドリンクを選べばカフェインの過剰摂取は避けられますが、糖分が含まれていると体重が急激に増加する恐れがあります。
必要なとき以外にも飲んでしまわないように注意しましょう。

妊娠中でもOKな飲み物

妊娠中の飲み物に敏感になりすぎて、「もう水以外で何を飲んでよいかわからない…」と悩んでいる方もいらっしゃることでしょう。
そこで、妊娠中でもOKな飲み物を3つご紹介します。

炭酸水

「炭酸水は妊娠中やつわりがあるときでも飲みやすい」と、妊婦さんから人気があります。
口の中がさっぱりしてつわりが和らいだり、胃腸に刺激を与えて便秘が解消したりすることもあるようです。

しかし大量の砂糖を含む「炭酸飲料」にはご注意ください。
糖分を取り過ぎてしまうと体重増加につながるため、体重管理をきちんとするためにも、「砂糖を含まないもの」を選ぶとよいでしょう。

また「ゼロカロリー」と表記されていても、「100mlあたり5Kcal」であればゼロカロリーと表記してもよいことになっているので、原材料をよくチェックしましょう。
人工甘味料や香料が含まれていないかも要チェックです。

麦茶

緑茶とは違い、麦茶は麦から作られるのでカフェインゼロです。

麦茶に含まれている栄養には、ナトリウムやカリウムなどのミネラル分に加え、カルシウム・リン・亜鉛もあります。
ミネラル分には妊娠中のむくみ改善効果を期待でき、亜鉛は免疫力アップや生命維持に不可欠です。
亜鉛は取り過ぎると貧血になることもありますが、過剰に摂取していなければ問題ないでしょう。

牛乳

カルシウムをしっかりと摂取するために、牛乳を飲むのもおすすめです。
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を作る材料となるため、積極的にとるとよいでしょう。

牛乳は三大アレルゲンに指定されているため、「赤ちゃんがアレルギーを引き起こす原因になるのかな?」と心配になり、食事制限を考える方もいるようです。
しかし、厚生労働省が2018年に発表した「食物アレルギーの観点から授乳・離乳を支援するポイント」によると、食物アレルギーの発症予防として、アレルギーの原因となる食べ物を取り除くことは推奨されていません。

「アレルギーを発症させたくないから」と特定の食べ物を避けていると、母体と胎児に栄養障害をきたす恐れがあります。
また、特定の食べ物を避けることが、アレルギー予防として有効であることを示す証拠は十分にありません。

「食物アレルギーの観点から授乳・離乳を支援するポイント」の詳細が知りたい方は、以下のページをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000464805.pdf

妊娠中に飲むウォーターサーバーは「リセットタイム」がおすすめ

前述の「妊娠中でも安心して飲めるウォーターサーバーの特徴」でご紹介したように、妊娠中の方には不純物のろ過・放射性物質ゼロ・硝酸態窒素ゼロのお水がおすすめです。

しかし、ウォーターサーバーは多くのメーカーが出しているので、どれを選んだらよいかわからない方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめなのが、「リセットタイム」のウォーターサーバーです。

リセットタイム」では島根県の地下700mから採水した天然水をろ過し、外気に触れない清潔な環境で不純物を取り除いて、ボトルに充填しています。

また「放射性物質と硝酸態窒素がゼロ」であるのも特徴です。
定期検査ではどちらも検出されておらず、安全・安心なお水として飲んでいただけます。

「これから生まれてくる赤ちゃんのために、安全・安心なお水が飲みたい」と思った方には、「リセットタイム」のウォーターサーバーをおすすめします。

まとめ

妊娠中でも安心して飲めるウォーターサーバーの特徴と、妊娠中にNG・OKな飲み物をご紹介しました。

「安心」「安全」「健康」といったイメージがあるウォーターサーバーですが、特にどこに注意して選べばよいかお分かりいただけたのではないでしょうか。
さらにNG・OKな飲み物を知ることで、ご自身の食生活を見直すきっかけにしていただけたら幸いです。

赤ちゃんのためにウォーターサーバーを導入したいと考えている方は、ぜひ「不純物のろ過」「放射性物質・硝酸態窒素ゼロ」などのポイントを意識して選んでみてください。

有馬 直之

執筆監修

有馬 直之主任

2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。

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