水と暮らしのお役立ち情報

保存水のおすすめ8選!災害に備えた商品の選び方も解説

2022.10.13

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災害時に備え、保存水の購入を検討されている方向けにおすすめの保存水を8つご紹介します。

しかし、人によっては重視するポイントが異なる場合もあるでしょう。
そこで、ご紹介する保存水の特徴が「天然水」であるものと「10年以上の保存期間」であるものに分けました。
自分にとってのこだわりポイントを見極め、最適な保存水を選んでください。

また、災害に備えた保存水の選び方も解説しています。
保存水をどのようにして選べばよいかわからない方は、参考にしてください。

天然水でおすすめの保存水4選

「非常時でもおいしい水が飲みたい」
「どんな状況であっても水の味にはこだわりたい」
このようにいつでも水の味にこだわりたい方のために、天然水でおすすめの保存水を4つご紹介します。

ご紹介する商品はどれも5~7年と保存期間が長いため、長期保存にはピッタリです。
それぞれの特徴も解説しているため、比較したうえで検討してはいかがでしょうか。

リセットタイム

リセットタイム」は、島根県浜田市金城町の天然水を提供しており、完全非加熱のため自然のミネラルを味わえることが特徴です。

ペットボトルのタイプは、「7年」と保存できる期間が長いので、保存水として活用することもできます。

リセットタイム」の天然水は硝酸態窒素・放射性物質を含まない軟水で、家族のだれもが飲める安心・安全な水です。
身体に悪影響を及ぼす可能性のある硝酸態窒素・放射性物質が含まれていないため、赤ちゃんのミルク作りにも安心して使えます。

ペットボトルの水の料金は以下の表のとおりで、配送料は無料です。
毎月もしくは2カ月に1回定期的に自宅まで届けられるため、「備蓄したまま忘れて古くなってしまった!」ということもありません。

もし在庫過多になってしまったら、1週間前までに電話かメールで連絡しましょう。
配送日を変更したり、コースを変更したりできます。

商品名リセットタイム
量・価格2L×6本(2ケース):3,110円
500ml×24本(2ケース):5,652円
保存期間7年
硬度83mg/L

※すべて税込

参考:「リセットタイム」https://resettimes.com/

純天然アルカリ保存水

純天然アルカリ保存水は、大手企業・自治体・学校・病院などで多くの導入実績を持つ防災用保存水です。
保存から7年以上が経過しても、成分が変化しないことが日本食品分析センターで確認されています。

また、保存水を入れている外箱は強化段ボールです。
400kgの負荷にも耐えられるため、地震で家具に押しつぶされても中身を守れます。

商品名純天然アルカリ保存水
量・価格2L×6本:2,052円
2L×6本(2ケース):3,694円
500ml×24本:3,834円
500ml×24本(2ケース):6,902円
保存期間7年
硬度86mg/L

※すべて税込

参考:「リセットタイム」https://resettimes.com/

サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用

天然水ブランドとして有名なサントリーにも保存水があります。
サントリーが実施した「防災バッグの準備・点検に関する実態調査」から、「防災バッグに入れるものは、なるべく自分が日常で使っている、慣れ親しんだものを優先して選びたい」との回答が半数以上であったことから商品化されました。

保存水が長期保存できる理由はペットボトルの厚さや材料にあるため、通常のペットボトルと同じ水が入っています。
サントリーの天然水をよく購入する方は、飲み慣れた備蓄用のペットボトルタイプを選ぶのもおすすめです。

こちらの商品はラベルに防災メモがついているため、事前に必要な情報を記入するとよいでしょう。
例えば家族の緊急連絡先や被災時の集合場所など、必要な情報を書いておけば被災時に活用できます。

サントリーの公式サイトでは確認できませんでしたが、Amazonや楽天市場などのショッピングサイトで販売されています。
ショップによって価格が異なるため、本体価格のほかに送料・保存期間をしっかりと確認しましょう。

商品名サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用
量・価格2L:オープン価格
500ml:オープン価格
保存期間5年
硬度約30mg/L

※すべて税込

参考:「サントリー」https://www.suntory.co.jp/softdrink/company/

アサヒ おいしい水|天然水 長期保存水(防災備蓄用)

ビールでよく知られるアサヒでも長期保存水が販売されています。
保存期間が6年と長いため、備蓄用の保存水におすすめです。

希望小売単価は140円(税抜)ですが、大手ショッピングサイトでは基本的にケース単位で販売されています。
ショップによって価格が異なるため、よく比較・検討して購入を決めましょう。

商品名アサヒ おいしい水|天然水 長期保存水(防災備蓄用)
量・価格500ml:140円(希望小売価格)
保存期間72カ月(6年)
硬度約30mg/L

※すべて税込

参考:「アサヒ飲料」https://www.asahiinryo.co.jp/index.psp.html

10年以上の長期保存がきくおすすめの保存水4選

ローリングストック法で備蓄する場合、保存期間が長い商品の方が交換回数が少なくコスパがよくなります。
コスパを重視する方の中には、10年以上の長期保存ができる水をお探しの方もいるでしょう。

そこで、10年以上の長期保存がきくおすすめの保存水を4つご紹介します。
長期保存できる水には天然水でないものもあるため、水の品質もチェックしつつ参考にしてください。

秩父の天然水“保存水”

秩父の天然水“保存水”は、埼玉県西部の秩父地方で湧き出る天然水を使用した保存水です。
弱アルカリ性でミネラル分をバランスよく含んでおり、身体に優しいことが特徴です。

通常の商品は非加熱ろ過されていますが、この保存水は120℃で加熱処理されています。
しっかりと処理されているため長期保存が可能で、災害・非常時にはピッタリの保存水です。

価格は以下の表のとおりですが、追加で送料が発生します。

  • 北海道・九州・沖縄地方:1,130円
  • 四国地方:950円
  • 中国地方:900円
  • 関西・北東北地方:780円
  • 関東・その他:660円

電話やFAXで問い合わせと見積もりができるほか、メールでの問い合わせにも対応しています。
詳しく知りたい方は、公式サイトにあるリンクから連絡してみましょう。

商品名秩父の天然水“保存水”
量・価格2L×6本:1,080円
500ml×24本:3,110円
保存期間5年・7年・10年
硬度54mg/L

※すべて税込

参考:「秩父山水」http://www.chichibusansui.jp/

10年保存水

AKOL(アコール)の10年保存水は、海洋深層水を原料にした保存水です。
塩分やミネラル分のほか、有機物やバクテリアなどを可能な限り除去しています。
そのため、赤ちゃんのミルク作りから年配の方まで安心して飲める保存水です。

原料となる海洋深層水は、北太平洋室戸沖の水深344mで取水されます。
その海洋深層水を2回にわたり逆浸透ろ過することにより高純度な水(RO水)に仕上げ、ピュアな水を作り出しています。

また、保存水を入れている外箱は一般より頑丈な段ボールです。
他社と比べて約1.4倍強い段ボールを使用しています。
万が一地震の揺れで段ボールに衝撃が加えられても、中身を守れるでしょう。

価格は以下の表のとおりですが、地域によっては送料が発生します。
お住まいの地域の送料は公式サイトでチェックしておきましょう。
https://akol.jp/c/item-list/deepseawater-goods/10118

商品名10年保存水
量・価格1.8L×12本:3,600円
1.8L×72本:21,600円
保存期間10年(賞味期限まで10年以上残した状態で販売)
硬度0mg/L

※すべて税込

参考:「AKOL」https://akol.jp/

超長期12年保存水

ユニーク総合防災の超長期12年保存水は、日本災害食大賞2016年グランプリ(機能性部門)を受賞した保存水です。
室戸岬沖で採水された海洋深層水を飲用化し、長期間の保存を実現しました。

製造工程では逆浸透膜装置による脱塩と除菌、132℃による高温処理ののち85℃での減温がされています。
ペットボトルに高温状態で充填されており、安全性が高い保存水です。

強化段ボールで届けられるうえ、災害時に役立つ171伝言ダイヤルの使用方法も記載されています。

超長期保存水はコスパがよいことも特徴です。
定価350円の5年保存水と比較すると、10年で約34%のコストダウンができます。

容量によってカットできるコストは異なりますが、このコスパのよさは12年という保存期間の長さによるものです。
保存期間が長ければ交換回数が減り、その分コストが削減できます。

楽天市場・Yahoo!ショッピング・公式通販サイトでの購入が可能です。

商品名超長期12年保存水
量・価格2L×6本:3,108円
500ml×24本:6,216円
保存期間製造後12年半
硬度15mg/L

※すべて税込

参考:「ユニーク総合防災」https://unique-sb.co.jp/

カムイワッカ麗水

とにかく長期間保存したいのであれば、カムイワッカ麗水がおすすめです。
国内最長の15年以上の保存ができます。

カムイワッカとは「神の水」として語り継がれてきた泉水です。
カムイワッカ麗水は、蝦夷富士から流れて湧き出る天然水を原水に使用しています。

公的機関の分析試験でも安心・安全が証明されており、2008年の洞爺湖サミットでもG8首相に提供されました。
国内最長の保存期間であり安全性も証明されているため、備蓄用の保存水としておすすめです。

商品名カムイワッカ麗水
量・価格

【保存期間10年】
・2L×6本:2,592円
・500ml×24本:5,702円

【保存期間15年】
・2L×6本:3,240円
・500ml×24本:7,776円

保存期間10年・15年
硬度19mg/L

※すべて税込

参考:「GSD」https://www.gsd-jp.com/

災害に備えた保存水の選び方

いつ発生するかわからない災害に備え、保存水の備蓄をこれから始める方も多いのではないでしょうか。
この章では保存水の備蓄をこれから始める方のために、災害に備えた保存水の選び方を解説します。

「保存水って種類が多くてどれを選べばいいか迷う」
「どこに注目して比較すればいいかわからない」
このようにお困りの方は、これから解説することを参考にして保存水を選んでください。

2Lよりも500mlの水

美味しい水をご家庭で飲みたい方へは、2Lサイズの方が500mlと比較するとコストパフォーマンスに優れてることが多いです。

ただ被災を想定した場合は、開封後すぐに飲み切れないとすると、2Lよりも500mlの水がおすすめな場合があります。
それというのも、2Lのペットボトルに口をつけて飲むと、細菌が増殖する恐れがあるからです。

宇都宮市が行った実験によると、結果は以下のグラフのようになりました。
縦軸は1mlあたりの菌の数、横軸は放置時間を表しています。

引用:宇都宮市「口をつけたペットボトル飲料、飲み残しは飲まない方がいい?」
https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/kurashi/eisei/shikenjo/1014682.html

口をつけて30℃で長時間放置した麦茶は、放置から6時間以降菌の数が上昇したそうです。
24時間放置すると細菌が9,100個/ml、48時間後には3万個/mlまで増えていることがわかります。

緑茶であれば抗菌作用のある「カテキン」により細菌数は減少するようですが、麦茶では増殖してしまいました。

これが水であればどうでしょう。
菌の増殖を抑える成分もないため、放置すればするほど細菌が増えてしまいます。

また、容量の大きいペットボトルの水を複数人で分けて飲むのであれば、コップを使わなければなりません。
毎回コップを使用して水を飲むのは手間なうえ、洗い物の手間やゴミが発生してしまいます。

手間を省き安全に水を飲むために、できれば500mlの保存水を備蓄しておきましょう。
自宅避難する場合は家にコップがあるため大きい容量でも問題なさそうですが、避難所へ行く場合は荷物になるため小さい容量のペットボトルがおすすめです。

硬度が低い水

硬度が高い水と言えば、外国産の天然水を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

外国産の天然水はミネラル分が多く、硬度が高いことが特徴です。
しかし、日本人はミネラル分の少ない軟水に慣れているため、硬水を飲むとお腹を下してしまう方もいます。

飲み物や食料が不足している環境でお腹をこわすと水分不足になり、危険な状態になってしまうことも考えられます。
そのため、備蓄用の保存水に硬水はおすすめできません。

保存水を選ぶときは、日本人の身体によくなじむ軟水を選びましょう。
厚生労働省のおいしい水研究会によると、硬度は10~100mg/Lのものがおすすめです。
ラベルの裏に表示されているため、よく確認してから購入しましょう。

いつも飲み慣れている水

水の味が変わってしまうと、ストレスを感じてしまうことがあるかもしれません。
ただでさえ、避難生活では他者との共同生活や災害に対する不安などでストレスがかかりがちになります。
少しでもストレスを軽減させるためには、いつも飲み慣れている水を飲むこともおすすめです。

家でウォーターサーバーを使っている方やコンビニでよく天然水を購入する方は、同じメーカーが出している保存水を探してみましょう。
天然水でおすすめの保存水4選」でご紹介したように、ウォーターサーバーやコンビニで買える天然水が備蓄用のペットボトルで販売されていることがあります。

「飲み慣れている水ならコンビニやスーパーで買える水を備蓄すればいいのでは?」
このように考える方もいるかもしれませんが、通常のペットボトルで販売されている水は備蓄には向きません。
スーパーやコンビニで売られているペットボトル飲料の賞味期限は半年から1年ほどのため、備蓄するのであれば保存水を購入しましょう。

通常販売されているペットボトルの水と保存水の違いが知りたい方は、「保存水は体に悪い?防災のための水の安全性について徹底解説」をご覧ください。
備蓄用の水が長期保存できる理由について解説しています。

保存水の代わりにウォーターサーバーを活用するのもおすすめ

保存水のように何年も保存できるわけではありませんが、非常時にはウォーターサーバーの活用もおすすめです。
特に、リセットタイム」のように停電しても水が出るタイプであれば、ウォーターサーバーに残った水をそのまま使うことができます。

ウォーターサーバーの種類について詳しく知りたい方は、「ウォーターサーバーってどんな仕組み?安心・安全で便利な仕組みと機能を解説」をご覧ください。
ウォーターサーバーから水が出る仕組みや冷水・温水を作る仕組みを解説しています。

また、「災害時にはウォーターサーバーが活躍!非常時における活用方法を解説」では、災害時に役立つウォーターサーバーの活用方法をご紹介しています。
非常時に水をどのように活用すればよいかわからない方は、こちらの記事もおすすめです。

赤ちゃんのミルク作りにも使える

リセットタイム」の天然水は、大量に摂取すると身体に悪影響を及ぼす可能性のある硝酸態窒素・放射性物質を含みません。
そのため、赤ちゃんのミルク作りにもご利用いただけます。

被災時は避難所で水を配られることもありますが、「どんな水かわからない」「赤ちゃんにも大丈夫?」と心配な方もいるでしょう。
そのような心配も、事前に水を用意していれば解決可能です。

身体への負担が少ない

水の中にミネラル分が多く含まれていると、身体への負担が大きくなりお腹を下してしまう方もいます。
日本人は軟水に慣れている方が大半のため、ミネラル分が多い硬水を苦手とする方も多いのです。

厚生労働省のおいしい水研究会によれば、おいしい水の硬度は10~100mg/Lとされています。
リセットタイム」は83mg/Lのため硬度もクリアしており、身体のpH値に近い弱アルカリ性のため体に優しい天然水です。

「災害時には特に体調には気をつけたい」
「なるべくストレスが減るように体への負担は軽減したい」

このようにお考えの方は、停電時でも活用できる「リセットタイム」のウォーターサーバーがおすすめです。
温水や冷水を使用することはできませんが、ウォーターサーバーに残った水はそのまま使えます。

非常時でもおいしい天然水が飲める

被災時に必要な水は飲用にするだけでなく、非常食をふやかすときにも使われます。
しかし、いつもと違う食事のため「なんだかおいしくないかも…?」と感じてしまうこともあるでしょう。

自宅避難をするとき「リセットタイム」のウォーターサーバーがあれば、おいしい天然水を飲むほか少し贅沢な非常食を食べることも可能です。

防災意識が高まりつつある昨今では非常食の開発が進み、水をかけるだけで食べられるアルファ米やインスタント麺も開発されています。
そのような非常食を天然水で調理すれば、非常時でも少し贅沢でおいしい食事にすることもできるでしょう。

被災時は身体疲労のほか、精神的なストレスで疲労を感じる方も少なくありません。
少しでも気力を回復するためには、食事から変えてみることも有効です。

また、ウォーターサーバーの水は毎月自宅まで届くので交換する手間が省けます。
重たい水を運ぶのはかなりの負担となるため、自宅まで無料で配送してくれる「リセットタイム」のウォーターサーバーは特におすすめです。

そのうえ常に新しい水を備蓄できるようになるため、保存期間に合わせて交換する手間もありません。

まとめ

おすすめの保存水を8つご紹介しました。

「非常時でもおいしい水が飲みたい!」や「とにかくコスパ優先で保存期間が長いものがいい」など、人によって保存水に求める条件は異なります。
この記事では特徴別に保存水をご紹介しましたが、それでもどの商品を選べばよいか決められない方もいるでしょう。

どうしても決められない方は、「リセットタイム」のペットボトルがおすすめです。
身体に優しい弱アルカリ性の天然水で自然のミネラルがたっぷりと含まれているほか、無菌状態でボトリングしているため品質とおいしさをそのまま詰め込んでいます。
保存期間も7年と長く、備蓄には最適です。

自然災害はいつ発生するか予測できないため、早めに準備をしておきましょう。
インフラが断絶した状態で自宅避難することになれば、水の確保が困難になります。

一般的に、災害発生から給水車が到着するまで3日かかると言われています。
各行政で災害時1日1人3Lの保存水の備蓄が推進されていることを考えれば、給水車が到着するまで人数×9Lの水が必要です。

家族が多ければ多いほど備蓄用の保存水が必要になるため、どのくらいの量が必要なのか計算したうえで備蓄しましょう。
また、常に新しいものが備蓄できるように一定の期間で交換するローリングストック法を活用してストックしてください。

宮崎 寿治

執筆監修

宮崎 寿治

ResetTimeのほか、かぞく想いの天然水、純天然アルカリ保存水の担当として営業活動を執り行うかたわら、日々知識をアップデートすべく勉強中。独自の切り口から様々な情報を取り入れ、そこで得た知識を基に記事の監修を行う。得意分野は保存水。

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