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おいしい水の選び方は?水選びで着目したい数値や成分も解説

2022.12.01

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みなさんは何を基準に水を選んでいますか?
コスパを重視する方もいれば、健康や美容効果を期待して選ぶ方もいるでしょう。
今の時代、水はさまざまな手段で入手可能です。
しかし、わかるのは価格だけで水の味まではわかりません。

「おいしい水を選ぶにはどうしたらいい?」
「健康・美容によい水を選びたい!」

このような方のために、水の選び方をご紹介します。
水を選ぶ際に重視したい数値や成分についても解説しているため、一度に比較したい方は参考にしてください。

おいしい水の選び方

おいしい水とは、厚生労働省の「おいしい水研究会」によって以下のように要件が設けられています。

引用:https://izumi-suido.com/swsa/05suisitukennsakoumoku/oisiimizu.pdf

この要件を見ると、水に苦みや渋み・カルキ臭を感じるなど、「水がおいしくない」と感じる原因になる成分がいくつかあるようです。
すべての商品でこれらの成分と数値が確認できるわけではありませんが、1つの基準として覚えておくことをおすすめします。

水を選ぶ際に着目したい数値・成分

先ほどご紹介した要件のほかに、水を選ぶ際に確認しておきたい数値と成分について解説します。
これから解説する成分は健康維持や美容に期待できるものもあるため、健康志向の方や美しさを維持したい方にはおすすめです。

また、これらの成分は商品の説明欄に記載されていることがよくあります。
特定の成分を摂取したいのであれば、商品ラベルの裏にある栄養成分表示や公式サイトで確認するとよいでしょう。

pH値

pH値とは、酸性やアルカリ性の度合いの性質を表す単位のことです。
酸性やアルカリ性を調べるために、小学校の理科でリトマス試験紙を使ったことがある方も多いでしょう。
数値は0~14まであり、調べた水溶液が中性であれば7.0になります。

健康な人のpH値は7.4の弱アルカリ性です。
常によいバランスが保たれるよう体内で調節されていますが、過度のストレスや酸性環境により崩れることがあります。

pH値のバランスが崩れると、さまざまな慢性疾患が起こると考えられています。
そのためストレスを解消することはもちろん、なるべく中性から弱アルカリ性の飲み物を飲用することが望ましいです。

天然水であってもpH値は商品により異なるため、公式サイトでチェックしてみましょう。
弱アルカリ性であることをアピールしている商品であれば、どこかのページにその値が掲載されています。

硬度

天然水の商品でよく見かける「硬度」とは、カルシウムとマグネシウムの含有量を表す数値です。
硬度が高い水(硬水)はマグネシウムが豊富に含まれており、低い水(軟水)はミネラルをあまり含んでいません。

なぜおいしい水を選ぶにあたり硬度に着目する必要があるのかというと、水の風味を大きく左右するからです。
硬水はしっかりした飲みごたえがあり、軟水は口当たりが軽く感じます。

先ほどご紹介した「おいしい水の要件」では硬度が10~100mg/Lとありましたが、好みによっては101~300mg/Lの中硬水を選んでもよいでしょう。

マグネシウム

マグネシウムは必須ミネラルの1つです。
カルシウム・リンとともに骨や歯を形成する働きがあり、便秘を改善するために緩下剤としても利用されています。

マグネシウムは食べ物だけでなく水にも含まれていますが、現代では食事摂取基準を満たしていないケースが多いようです。
マグネシウム不足を防止するため、ミネラルウォーターや天然水で補給するとよいでしょう。

ただし、マグネシウムを過剰摂取すると下痢や軟便を引き起こすことがあるため注意してください。
通常の食事であれば、腸管からの吸収量が調節されるため問題ありませんが、サプリメントや医薬品を服用すると過剰に摂取してしまうことがあります。

カリウム

カリウムは、ナトリウムを排出する役割を持つミネラルです。
ナトリウム(食塩)を尿から排出しやすくし、血圧を下げる効果もあるため高血圧などの予防・改善が期待できます。

カリウムは海藻類や果物・野菜・ナッツ類・イモ類などに多く含まれています。
しかし、水溶性であるため水にさらしたりゆでたりすると量が減ってしまうことがデメリットです。

調理法を工夫しなければ食事からの摂取は難しいこともあるため、ミネラルウォーターや天然水から摂取するとよいでしょう。

また、果物類からカリウムを摂取しようとすると糖分も取り込んでしまいます。
血糖値を上げたくない方は、ミネラルウォーターや天然水を飲んで取り込む方法がおすすめです。

シリカ

シリカとはケイ素とも呼ばれるミネラルの1種で、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、コンドロイチンを作ったり強化したりする働きをしています。
肌の張りや弾力の維持、潤いを保つなどの効果が期待できるため、美しさを維持したい方は必須のミネラルです。

また、骨を形成する細胞膜にはシリカが多く含まれており、軟骨の強さや骨密度に深くかかわっていると考えられています。
体内のシリカは加齢とともに減少し新しく作り出すことができないため、健康のために積極的に摂取するのもよいでしょう。
麦・ジャガイモ・青のりなどの食べ物から摂取してもよいですが、サプリメントや天然水などから手軽に摂取するのもおすすめです。

シリカは1日に10~40mg/L消費するといわれているため、同程度のシリカを摂取するとよいでしょう。
商品のラベルや公式サイトの栄養成分表示に記載されていることがあるため、気になる方は確認したうえでの購入をおすすめします。

サルフェート

サルフェートとは硫酸塩のことです。
体内の有害化合物を排出したり、新陳代謝を高めたりする作用があると考えられています。

ヨーロッパ産のミネラルウォーターによく含まれる成分ですが、日本産の天然水にも見られます。
温泉に含まれている成分のため、サルフェートを摂取したいのであれば温泉地で採水されたものを探してみるとよいでしょう。

炭酸水素イオン

炭酸水素イオンとは、アルカリミネラル成分のことです。
高い抗酸化作用があるとされ、美肌作りや生活習慣病の予防が期待されています。

また、体内の活性酸素を排出する作用があるため、疲労回復や美肌になるよう導いてくれます。

食品には含まれない成分のため、ミネラルウォーターや天然水から取るとよいでしょう。
炭酸水素イオンが含まれる飲料水を飲めば、手軽に体へ取り入れられます。

硝酸態窒素

硝酸態窒素は植物の生育不良を改善する栄養分です。
植物への蓄積や灌水・雨水で溶け出す性質があり、人間が大量に摂取すると体に悪影響を及ぼす可能性があります。

なるべく安全な水を飲みたいのであれば、ペットボトルの水を購入するときは硝酸態窒素が含まれていない商品を選ぶことが重要です。
天然水やウォーターサーバーメーカーの公式サイトによく掲載されているため、気になる方は検索しましょう。

硝酸態窒素について詳しく知りたい方は、「硝酸態窒素について」をご覧ください。

【用途別】最適な水の選び方

着目したい数値・成分について解説した次は、ニーズに合わせた水の選び方を解説します。

「どうやって水を選んだらいいんだろう…」とお悩みの方は、おそらく何かの目的に合った水を探していると思います。
目的は人によって異なりますが、健康・美容によい水、赤ちゃんのミルク作りに最適な水、料理がおいしくなる水を探しているのではないでしょうか?

「おいしい水であれば絶対に料理にも適している」とは限りません。
数値や成分によって適している水は異なるため、何か目的があるのであればそれらをしっかりと理解しておくことをおすすめします。

健康・美容を重視する方

肌の張りを維持したい方はシリカ、新陳代謝を高めたい人にはサルフェートがおすすめです。
また、美肌になりたい方や生活習慣を予防したい方は炭酸水素イオンが入っている水がよいでしょう。

これらは商品の栄養成分表示に記載されていることがあるため、簡単に見つけられます。
以下のように表示されているため、公式サイトで探してみましょう。

引用:リセットタイムhttps://resettimes.com/

赤ちゃんのミルクを作りたい方

赤ちゃんのミルク作りにおすすめなのは、ミネラル分が少なく硝酸態窒素・放射性物質を含まない水です。
水道を使用する場合は水道局の水質検査の結果、天然水を使用する場合はメーカーの栄養成分表示を確認するとよいでしょう。

なお、成分表は掲載しているものの水質調査の結果を掲載していないケースがあります。
そのような場合は、「硝酸態窒素などが含まれているかもしれない」と考えて避け、「硝酸態窒素を含まない」と明記されている商品を選ぶことをおすすめします。

詳しく知りたい方は、「赤ちゃんのミルク作りにはウォーターサーバーが便利!メリットや調乳方法を解説」をご覧ください。
赤ちゃんのミルク作りに最適な水の特徴と、ウォーターサーバーを活用したミルクの作り方をご紹介しています。

料理をもっとおいしくしたい方

料理をもっとおいしく仕上げたい方は、硬度に着目してみましょう。

軟水と硬水では料理の相性が異なり、軟水は和風の料理、硬水は洋風の料理と相性がよいです。

【水の硬度と相性がよい料理】

軟水 ・炊飯
・お茶・出汁の抽出
・野菜の煮物料理
硬水 ・パラパラごはん
・あく抜きが必要な食材や煮込み料理
・パスタのゆで汁
・苦みを抑えたコーヒー

このように、軟水か硬水かによって相性のよい料理が異なります。
おいしい料理を作りたいのであれば、硬度をよく確認して使い分けるとよいでしょう。

水選びに困っている方は天然水がおすすめ

水の選び方は人それぞれですが、どれにしようか迷っている方は「リセットタイム」の天然水がおすすめです。

天然水はナチュラルウォーターと混同されがちですが、ミネラルウォーターの中には処理後にミネラルを添加しているものもあります。
それではとても自然のものとはいえません。

自然のミネラルが入っていることや体にやさしい性質の水をお考えであれば、「リセットタイム」の天然水を検討してはいかがでしょうか。

非加熱で自然のミネラルがたっぷり

リセットタイム」の天然水は非加熱で処理しているため、自然のミネラルを失うことなくたっぷりと含んでいます。

カリウムやマグネシウムといったミネラルを含むほか、炭酸水素イオン・シリカ・サルフェートを含んでいることも特徴です。
健康・美容を重視する方にはおすすめの成分であるため、これからも健康でありたい、美しさを維持したい方にはぴったりです。

弱アルカリ性で体にやさしい

人の体は弱アルカリ性であるため、そのバランスを崩さないよう中性~弱アルカリ性の飲用水が望ましいです。
体にやさしい水を選びたいのであれば、弱アルカリ性の天然水を選ぶようにするとよいでしょう。

なお、水道水のpH値の基準は5.8~8.6ですが、地域によって異なります。
pH値が安定した水を飲みたいのであれば、地下深くから採水された天然水のように外的環境の影響を受けにくい水を選ぶとよいでしょう。

硝酸態窒素を含まないため安心して飲める

リセットタイム」は硝酸態窒素・放射性物質を含まない天然水を提供しています。
そのため、赤ちゃんから年配の方まで安心して飲めることが特徴です。

水質調査を2か月に1回行っているため、気になる方は「水質調査のご報告」をご覧ください。

まとめ

おいしい水の選び方や健康・安全・料理など、それぞれの目的に合わせた選び方をご紹介しました。
また、よく含まれる成分について知ることにより、栄養成分表示を見て自分に最適な水を選べるようになったでしょう。

せっかく水を購入するのであれば、成分や数値をしっかりと確認してみましょう。
特定の栄養成分が表示されていない場合は、それが含まれているかどうかわかりません。
必ずその成分について明記されている商品を購入しましょう。

「家族が安心して飲める水が欲しい」
このようにお考えであれば、「リセットタイム」のペットボトル、もしくはウォーターサーバーをご検討ください。
高品質の天然水が飲めることはもちろん、便利な機能が付いたウォーターサーバーがご利用いただけます。

有馬 直之

執筆監修

有馬 直之主任

2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。

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