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水道水をそのまま飲む人は少ない?マイナスイメージが強い理由とは

2023.01.25

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日本の水道水はそのまま飲んでも安全といわれています。
世界には水道水をそのまま飲めない国が多くありますが、日本を含め12か国ではそのまま飲むことができるそうです。

しかし、水道水の安全性について調べると「飲まないほうがいい」「肌が荒れる」「頭皮に悪い」など、ネガティブな印象を抱いている方が存在することが確認できます。
このようなマイナスの印象から水道水を飲むことを避けている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、水道水の安全性と悪いイメージが付く原因について解説します。
水道水と天然水どちらを飲むか迷った方は、ぜひ参考にしてください。

水道水はそのまま飲んでもよいのか?

日本の水道水は、そのまま飲んでも問題ありません。
井戸水はそのまま飲んではいけませんが、水道水は塩素消毒がされているため安全といわれています。

ただし、海外ではそのまま飲むと体調を崩すことがあります。
硬水や水道管の整備が容易ではない国の水道水を飲むとお腹を壊すことがあるため、海外旅行の際は気をつけましょう。

日本の水道水は世界トップレベルの品質

世界では水道水をそのまま飲めない国が多数あり、水道水をそのまま飲める国は日本を含め12か国しかありません。
つまり、日本の水道水は世界トップレベルの品質であることがわかります。

日本の水道水の品質が高いのは軟水であることも大きいですが、水道水の基準が厳しいことや整備のしやすさも理由の1つです。
土地が広くなればなるほど整備は難しくなりますが、日本は小さな島国のため整備がしやすくなっています。

そのまま飲んでいる人は約4割

まれに「水道水を飲んでいる私は少数派なのでしょうか?」という質問を目にします。
しかし、水道水を直接飲む人は少数派ではありません。

内閣府が発表した令和2年度「水循環に関する世論調査」の結果では、43.9%の人が「特に措置を講じずに、水道水をそのまま飲んでいる」と解答しました。
つまり、約4割の人は水道水をそのまま飲んでいるということになります。

引用:内閣府「『水循環に関する世論調査』の概要」

また、水道水をそのまま飲んでいる人の割合は70歳以上が一番多く、18~29歳の若い層で31.9%と約3割がそのまま飲んでいることもわかっています。
年齢が低くなるにつれて水道水をそのまま飲む割合は低くなりますが、「水道水をそのまま飲む人は圧倒的に少ない」というわけではないようです。

水道水がよくないといわれる原因

インターネット上で「水道水 飲む」と検索すると、「飲まないほうがいい」「肌荒れ」「頭皮に悪い」など、マイナスなイメージのあるキーワードが目立ちます。

こうしたマイナスイメージが強いキーワードが連想されてしまうのは、「残留塩素」「トリハロメタン」「水道管の劣化による異物混入」が原因だと思われます。

残留塩素

残留塩素とは、水道水に混ざっている塩素のことです。
塩素濃度が高くなればカルキ臭が強くなり、においが原因で飲めなくなる人も多くいます。
これが原因で、水道水にマイナスのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

また、塩素が肌に付着するとピリピリすることもあるようです。
敏感肌の人は特に感じやすいようで、「水道水は肌に刺激を感じる」という意見もあります。

つまり、塩素で刺激を感じることがあるため水道水に関して「肌が荒れる」「頭皮に悪い」など悪い印象のあるキーワードが連想されてしまうと考えられます。

トリハロメタン

トリハロメタンは発がん性が疑われる物質であり、水道水に含まれているためマイナスイメージが強くなっていると考えられます。

トリハロメタンとは、塩素と有機物(生物分解が難しい物質)が反応してできる物質です。
国際がん研究機関によって発がん性が疑われる物質であると発表されており、日本の水質基準でも「総トリハロメタンとして0.1mg/L」と基準値が設けられています。

発がん性が疑われる物質であるため口には入れたくありませんが、塩素消毒をしているのであれば避けることはできません。
有機物やトリハロメタンを除去するために高度浄水処理を施している浄水場もありますが、全国で設置するにはまだ難しいでしょう。

水道管の劣化による異物混入

水道管が劣化している場合、赤さびが混入することがあります。
こうしたことも、水道水へのマイナスなイメージに繋がる理由の1つです。

水道管が劣化すると赤さびが発生し、それが水道水に溶け出します。
しかしいつ赤さびが発生するのか、水道管がどのくらい劣化しているのかはわかりません。
そのため、「水道管が劣化しているかもしれないから水道水は危険」と考える人もいるでしょう。

また、貯水式の集合住宅に住んでいる方も管理不足や劣化などに関して不安を感じていることもあるようです。
千葉県営水道の『R2年度第1回インターネットモニターアンケート「安全でおいしい水」について』では、33.3%が「貯水槽(受水槽)の管理が不十分で心配だから(定期的な清掃をしていないなど)」と回答しています。

水道水よりも天然水を飲む方が満足度が高まるタイプの方

日本の水道水は世界の中でも品質が高いものの、国内ではマイナスのイメージがあることもわかりました。
では水道水を飲むか天然水を飲むか悩んでいる人は、何を基準に選べばよいのでしょうか?

水道水と天然水のどちらを飲むべきか迷っている方のために、水道水よりも天然水を飲む方が満足度が高まるタイプの方の特徴を解説します。

おいしさにこだわりたい方

おいしさにこだわりたい方は、水道水より天然水がおすすめです。

水道水は地域によってはカルキ臭が強いことがあり、「おいしくない」と感じる人が多い傾向にあります。
そうではなくても、においに敏感であれば水道水に抵抗を感じる人もいるでしょう。
天然水は塩素が入っておらずカルキ臭がしないため、おいしさにこだわる方におすすめです。

また、天然水にもいろいろな種類があります。
商品によって採水地や硬度が異なり、含まれているミネラルの種類や量も違うため自分にピッタリなものを探してみましょう。

例えば「リセットタイム」の天然水は、島根県浜田市金城町で採水した地下水を完全非加熱で処理しています。
原水が高品質であることも加熱処理をしない理由ですが、加熱によるミネラルの結晶化や溶存酸素の減少を防ぐこともできます。

「加熱すると天然水はどうなるの?」と疑問を感じた方は、「天然水を温めると変化はある?天然水で白湯を作るメリットとは」をご覧ください。
天然水を加熱するとどうなるのか解説しています。

健康志向の強い方

健康志向の強い方も、天然水がおすすめです。 カルキ臭のある水道水とは違い、くせがなく飲みやすいため水分補給がしっかりとできます。

水分補給がしっかりできていると体の調子が整うため、水をしっかり飲んで健康を維持したい方は飲みやすい天然水がおすすめです。

しかし、それだけではありません。 天然水には健康・美容の維持が期待できるミネラル分が含まれています。

例えば、「リセットタイム」に含まれているミネラルには以下のものがあります。

  • カルシウム
  • カリウム
  • マグネシウム
  • 炭酸水素イオン
  • シリカ
  • サルフェート

抗酸化作用があるといわれる炭酸水素イオンや肌の張りや弾力を維持するシリカ、腸内環境を整えるといわれているサルフェートなど、健康・美容意識が高い方は聞いたことがあるかもしれません。
こうした体によいミネラルが天然水には含まれているため、健康を維持したい方は天然水がおすすめです。

安全性を重視したい方

「家族には安全な水を飲んでもらいたい」
「体への影響が気になるから安全な水がいい」

このように安全性を重視したい方は、天然水がおすすめです。
なぜなら、大量に摂取すると身体へ悪影響を及ぼす可能性のある「硝酸態窒素」や「放射性物質」を含まない商品もあるからです。

リセットタイム」の天然水も、硝酸態窒素と放射性物質を含んでいません。
定期的に行っている水質調査でも検出されたことがないため、安心してお飲みいただけます。

まとめ

日本の水道水の安全性を確認しながら、水道水についてマイナスイメージがある原因について解説しました。

世界トップレベルの品質を誇る日本の水道水ですが、残留塩素・トリハロメタン・水道管の劣化による異物混入によってマイナスイメージを感じる人もいるようです。

確かに、水道水をそのまま飲んで「おいしくない」と一度でも感じてしまうと「これは悪いものだ」と思ってしまうこともあるでしょう。
地域によっては原水の品質が高く「水道水がおいしい」と感じることもあるようですが、全国すべての地域がそうではありません。
水道局に近ければ塩素濃度が高く、カルキ臭が強い傾向もあるようです。

水道水を飲むか天然水を飲むか迷ったら、何を重視するかで決めましょう。
例えば「おいしさ」「健康」「安全性」を重視するのであれば、天然水がおすすめです。
天然水の中には体内で生成されないミネラルを含む商品もあるため、健康や美容を重視する方はそのような商品を選ぶとよいでしょう。

「どこの天然水を買えばいいかわからない」
「味が気に入らなかったらどうしよう」

このようにお悩みであれば、「リセットタイム」の天然水をご検討ください。
島根県浜田市金城町のおいしい天然水をボトリングしているほか、硝酸態窒素・放射性物質を含まないため安全です。
ペットボトルのお試しコースもあるため、味を確認してから定期購入を決めたい方はまずはお気軽にお問い合わせください。

有馬 直之

執筆監修

有馬 直之主任

2018年より無添加・オーガニック・健康に拘った天然水を追い求め、天然水法人営業担当として活動。全国の天然水を飲み比べ、よりよい安心安全な天然水の情報をお客様にお届けするために奔走。現在、アクアソムリエの資格を目指し奮闘中。

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