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天然水を温めると変化はある?天然水で白湯を作るメリットとは

2023.01.25

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白湯を飲むことは、冷え性改善・ダイエット効果・腸内環境改善などのメリットがあるといわれます。

これらのメリットは、天然水を温めて作った白湯を飲んでも得られるのでしょうか?

メーカーによって主張は異なりますが、ミネラルは熱に強いため温める程度では変化しないとの意見が多いです。

「成分が変わらないなら天然水じゃなくてもいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。
水道水と比べると、天然水の白湯のほうがメリットはたくさんあります。

この記事では加熱によるミネラル分の変化の有無について解説するほか、天然水を温めて白湯を作るメリットを説明します。

天然水は温めても問題がない?

「天然水を温めるとミネラル分はどうなっちゃうの?」と思ったことはありませんか?
ふとした瞬間に気になる「加熱によるミネラルと味の変化」について解説します。

ミネラル分の変化

ミネラル分は熱に強いため、温めた程度で失われたりしません。
結晶化することもありますが、品質に問題はないです。

ただし、結晶化したミネラルは再度水に溶けにくい性質になっています。
酸性の水には溶けますが、飲み水は中性から弱アルカリ性のものが多いため、結晶化すると自然に溶けることはありません。

また、結晶化して沈殿したミネラル分を取り除けば、結果的に摂取するミネラル分が減ることになるでしょう。
硬水であれば硬度が下がるため飲みやすくなりますが、軟水であれば天然水を飲むメリットがほぼなくなってしまいます。

味の変化

「水を温めただけで味が変わるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、溶存酸素が減るため「温める前と味が変わった」と感じることがあるようです。

水のおいしさに関係のある溶存酸素は、水温が上がると水中に溶ける量の上限が減ります。
つまり溶存酸素の濃度が高い天然水を加熱すると水中に溶けた酸素の量が減り、非加熱の天然水と比べるとおいしくないと感じることがあるようです。

水道水との比較|天然水を温めて白湯にするメリットは?

白湯を作るとき、水道水と天然水で迷う方はいませんか?
白湯とは一度沸騰させて一定の温度になるまで冷ましたお湯のことを指しますが、「結局沸騰させるのだったら水道水でもよいのではないか」と思う方もいるでしょう。

白湯を作るのは水道水でも問題ありません。
しかし、天然水を使って白湯を作れば「ミネラル豊富な水を飲める」「トリハロメタンが含まれていないものもある」などのメリットがあります。

ミネラル豊富な水を飲める

天然水で白湯を作れば、ミネラル豊富な水を飲むことができます。

「水道水の原水だって天然のものだしミネラルが多いのでは?」との意見もあります。
しかし、水道水は残留塩素が含まれておりカルキ臭がするため、抵抗がある方も多いのが現実です。

また、ほとんどのメーカーがミネラルなどの成分を売りにしており、水道水には含まれていない成分を含んでいることもあります。
例えば健康・美容の維持が期待できる「炭酸水素イオン」「シリカ」「サルフェート」などです。

天然水には、こうした貴重なミネラルが含まれています。
水道水にはない成分のため、天然水で白湯を作るほうがメリットが多いといえます。

トリハロメタンが含まれていない

トリハロメタンとは、塩素と有機物(生物分解ができない物質)が反応して発生する物質です。
水道水は塩素消毒しており、残留塩素があるためトリハロメタンが発生してしまいます。

トリハロメタンは発がん性が疑われる物質と発表されたこともあり、危険視している方も少なくありません。
また、40度になると水中濃度が1.5倍に増え、100度を超えると3.5倍に増えるといわれています。

水道局によれば5分程度煮沸すると大部分が除去できるそうですが、時間がかかってしまうのがデメリットです。

しかし、天然水には塩素が含まれないためトリハロメタンも発生しません。
つまり天然水で白湯を作れば、水道水よりも短い時間でトリハロメタンを含まない安全な白湯を飲めるということになります。

白湯を作る・飲むときの注意点

白湯は内臓を温め、冷え性改善など健康面でのメリットが期待できます。
作り方は簡単で、水を温めてそのまま飲める温度にまで冷ますだけです。

では白湯を作って飲む場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
天然水で白湯を作って飲むときの注意点を解説します。

電子レンジでの突沸に注意する

液体を温めると、まれに「突沸」という現象が起こります。
その名のとおり、突然沸騰することです。

液体は沸点を超えると沸騰しますが、電子レンジで加熱すると沸点を超えても沸騰しない場合があります。
この状態で衝撃が加わると突然空気が発生し、熱い液体が飛び散るため非常に危険です。

飲み物を温める自動メニューがあればそれを選択するか、ワット数や時間を調節して加熱しすぎないようにしましょう。

一気に飲まない

白湯を飲むときは一気に飲まないようにしましょう。
一気に飲むと胃液が薄まり、食べ物の消化吸収が阻害される可能性があります。
時間をかけてゆっくりと飲みましょう。

食後に飲まない

食前30分前と食事中にはおすすめですが、食後には飲まないようにしましょう。
食後は食べ物の消化があるため、白湯を飲むと栄養の吸収を阻害する原因になります。

また、胃が食べ物を消化する際に多くのエネルギーが必要です。
消化に時間がかかるほど胃のエネルギーを消費することになり、体の疲れに繋がることもあります。

温かい天然水を飲むならウォーターサーバーがおすすめ

通常、白湯を作るにはやかん・ケトル・電子レンジを使います。
しかしこの方法では温める時間と冷ます時間が必要になるため、「少し手間だな…」と感じる方もいるでしょう。

そこでおすすめなのが天然水のウォーターサーバーです。
飲みたいときにすぐ飲めるほか、お湯を沸かす手間もいりません。

飲みたいときにすぐ飲める

温水と冷水を組み合わせれば、簡単に温度調節が可能です。
機種によっては温度調節可能なため、すぐにお好みの熱さにできるでしょう。

例えば、「リセットタイム」のウォーターサーバーであれば温水・冷水の温度を各3段階で調節可能です。
冷水は5℃・8℃・10℃、温水は80℃・85℃・90℃にできます。

お湯を沸かす手間が省ける

白湯を作る際、やかんやケトル・電子レンジを使う場合は時間がかかってしまいます。
沸かすだけでなく冷ます時間も必要なため、「朝は忙しいから簡単にしたい!」と思う方もいるでしょう。

しかし、ウォーターサーバーは温水・冷水のどちらも使える機種がほとんどです。
沸騰を待つ時間もお湯が冷めるのを待つ時間も必要なく、忙しい方にはぴったりです。

まとめ

「天然水を温めたらミネラルや味はどうなるのか?」の疑問にお答えしました。 長時間沸騰させるとミネラルが結晶化してしまいますが、電子レンジで温めただけで結晶化することはありません。 結晶化しても品質に問題はないため、安心して飲めます。

味に関しては溶存酸素が減る可能性があるため、加熱前と比べて「おいしくない」と感じることがあるかもしれません。 しかし溶存酸素が水に溶ける上限が加熱によって減るだけなので、もともとの量が少なければ味に大きな変化が起こることはないでしょう。

天然水を加熱しても品質には問題ないため、白湯で体の調子を整えたい方は天然水を使ってはいかがでしょうか? 水道水にはないミネラルを含む商品もあるうえ、天然水は塩素を含まないため残留塩素やトリハロメタンを気にすることもありません。

そのほかにも、安全性の高い天然水があります。 例えば「リセットタイム」の天然水は、大量に摂取すると身体に悪影響を及ぼす可能性のある硝酸態窒素・放射性物質を含みません。 定期的に行っている検査でも検出されていないため、安心してお飲みいただけます。

ペットボトルのお試しコースもありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

宮崎 寿治

執筆監修

宮崎 寿治

ResetTimeのほか、かぞく想いの天然水、純天然アルカリ保存水の担当として営業活動を執り行うかたわら、日々知識をアップデートすべく勉強中。独自の切り口から様々な情報を取り入れ、そこで得た知識を基に記事の監修を行う。得意分野は保存水。

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